11/21(火)に『我が事・丸ごと』相談支援研修会を開催しました。本研修は、基幹相談支援センターの機能強化事業と狭山市福祉政策課の地域力強化推進事業(要は「我が事・丸ごと」の事業です)のタイアップ企画となりました。

講演は、「精神障害者の支援のあり方と実際」~自分らしく地域で暮らしていくために~をテーマに、今年の7月に日向にもお招きした岩上洋一さん(特定非営利活動法人じりつ代表理事・日本相談支援専門員協会理事)を再びお招きしてご講演いただきました。

講演では、精神障害者の方々が主体となって、どのように地域で活動しコミュニティを創出していくのか、地域移行支援の実際や課題、ストレングスモデルなど、”地域での支え”を築いていくためのイメージやヒントをいただきました。参加者を巻き込み、惹きつける講演のスタイルは、私たちにとって純粋に楽しく、かつ有意義な時間であり、全国で”岩上劇場”と称される所以を体感いたしました。

グループワークでは、相談支援専門員だけではなく、介護支援専門員、保健師、社協職員などの多職種での活発な意見交換ができ、短い時間ではありましたが、”つながり”や”連携”を深めるきっかけになりました。発表でも「他職種の方とつながれたことは、とてもよかった」「こういう取り組みを続けてほしい」などの感想もいただくことができました。

まだまだ、国が提唱する”地域共生社会や我が事・丸ごと”という壮大な理念を体現できるイメージはできていませんが、少なくともその一歩となり、また次の一歩を見据えるための契機になったと感じております。

岩上さんとは、当日夜の県のアドバイザー会議もご一緒でしたが、さすがにお疲れのようで「出涸らし状態」とつぶやいておりました(笑

岩上さん、お忙しい中、本当にありがとうございました。次回は狭山茶をたっぷりご用意しておきたいと思います。担当:noza