今年は梅雨らしいお天気が続いていて、すっきり晴れの日が恋しく感じる今日この頃です。
先日、狭山市の相談支援専門員定期研修が開催され、出席しました。この研修は年2~3回、狭山市内の全事業所の相談支援専門員対象に行われ、各自、サービス等利用計画書やモニタリング報告書を持ち寄り、作成するにあたり工夫した点・苦労した点などを出し合い意見交換することで相談支援のスキルアップ、質の向上を目指すことを目的としています。
出席者数は少なかったものの、今回も充分に収穫が得られた研修となりました。ケースを通して話し合うことによって得られる情報の多さ、見えなかったことへの気付き、支援のあり方の再確認など、研修のたびに相談の質が深められます。
ある一人の方をサポートする時、支援者一人の見方では気付けなくても、関わる複数の支援者が情報交換することで見える支援があること。言葉として表出されない「本音」をどのように引き出しながら、支援に結び付けていくか。家族支援をどこまで行えるか。関係機関とどのように連携し、役割分担するか。今はどんな支援が必要な時なのか…等々。
どんな意見にも正解不正解はなく、その場で答えは出ませんが、事例を通してアセスメントし、支援のプロセスを考え、効果として感じられたこと、課題や悩んでいることなどを一つ一つ紐解いて整理し考える。これぞこの研修の有意義さだと感じます。
市内の他の相談支援専門員とのつながりが地域づくりの土台になることも意識しながら、今回得たものを今日からの支援につなげていきたいと思います。
担当:AO